根尾地域では、干し柿が季節を教えてくれます。
すっかり秋ですね。
気がつけば…もう11月11日。(もうすぐ2013年終わるじゃん!!)
「今日、種植えやるんやけど…どう?」と声をかけてくれたのは中野治郎さん、82歳!まだまだ元気です。というわけで、午前中、淡墨桜(うすずみざくら/根尾地域にある樹齢1500余年の銘木)の種植え作業をお手伝いしてきました。淡墨桜2世の種植え作業なので、とっても貴重です。
今日の午前中は雨が降ったり、晴れたりとコロコロ変わるお天気でした。
土が大事と語る、治郎さん。「泥砂と呼ばれる砂(黒色)」と「種まき培土(茶色)」を混ぜたものを使用します。
丁寧に土を敷き詰めていく治郎さん。
1つ1つの作業を見ていると、とても丁寧な仕事ぶりです。桜に対する思いも感じることができます。
さぁ、いよいよ種を土の上に蒔いていきます!!
桜が散ってからさくらんぼが落ち、その種を拾ったのが6月。
それから少し乾燥させて、その後はずっと乾燥し過ぎないように冷蔵庫に保管されてきました。
一粒、一粒、芽を出してくれよという治郎さんの思いとともにバランスよく蒔かれていきます。
僕も治郎さんの真似をして同じように丁寧に種を蒔いていきました。400粒以上はあるとのことです。
種蒔き終了です!
その上から蒔いた種が見えなくなるまで再び、さきほどの土をかぶせます。
しっかり芽を出せよー!!治郎さんをがっかりさせるなよー!!
太陽の光をたっぷり浴びて芽を出してくれることを祈るばかりです。
春過ぎから治郎さんには『もし種植えの作業やる時は声をかけてください!!貴重な作業を体験したいので!!』と念を押してお願いしていました笑。
その時は9月中旬にやるとのことだったので、あー、もう終わっちゃたのかな~と思っていたのです…。
でも、しっかり覚えていてくれて声をかけてくれました。そのことが何より嬉しかったですね。