本巣市地域おこし協力隊~まっくす隊員ブログ

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2014年 01月 17日

1350年以上前から存在していた集落を探る

前回のブログ記事では、越波(おっぱ)地区の自治会長の三郎さんから「ふるさと越波」という冊子を貸していただき、越波での昔話をお聞きしたことを書きました。
その時に、越波出身者の方々が根尾地域に数名、本巣市南部地域にも何名か住んでいることがわかりました。
ということで、早速聞き込み開始です!!
タイトルにもありますが、越波という集落は今から約1350年以上前から存在していた歴史ある所なんです!!

1月16日(木)
まずは、根尾地域にいる方を訪ねようと思い、この日は日当(ひなた)地区(根尾地域からは少し外れますが)にいる方のお家を訪ねました。
ちょうど日当地区の皆さんは散歩の時間だったようですね~。
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今回お話をしてくれたのは、国井うめ子さんです。
当時の写真ではこの方です!!
(現在は恥ずかしいとのことで撮影NGでした。笑)
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お家を訪ねると、お家の前にある小屋で作業中だったようで…。
挨拶をした後、「うめ子さんが越波出身ということを知って…。」と僕が一言言うと、
一瞬嬉しそうな顔をして「話せることあったら話そうか!」と、笑顔で小屋の中に案内してくれました。
コーヒーとお菓子も頂いて、本当にありがとうございます!!
昨年に自分が撮った越波の写真や「ふるさと越波」の冊子を見せたりしながら、取材スタートです!!

【メモした内容】
・深作(ふかさく)言う人がね~、越波の学校が平屋だったんです。で、中学が出来てから、これではあれやでって言って2階建ての建屋にするように、10万円(当時の金額)を寄付したって話やね。そういうことを聞いとります。深作は山持(やまもち=地主)でね~。神奈川県茅ケ崎の出身で。
・雪が降る冬(12~4月)になるとね~、男性は家にすくんどったんですよ。その間は冬仕事に徹して、炭俵(炭をいれる俵)を作ったり。冬仕事に女性陣は藁草履や藁沓を作ったり。
・今でも弘法芋は作ります。普通のじゃがいもに比べると全然とれんもんね。収穫量は少ない。えごまも作るんやけど、作るまではいいんやけど食べるようにするまでは大変やね。
・この「ふるさと越波」の冊子は、いつもきちんとしまってある。越波の人からの手紙でももらうと本当に大事に見てしまっとるよ。
・昔、おじいさんが倒れた時、医者を呼ぼうと思っても電話がなかったから、弟が自転車で医者を呼びに行ったこともあった。
・越波で生まれてから嫁ぐまでは越波におったよ。高校は行っとらん。あのころはそんなお金かけて下宿してどうこうはできんでねぇ…。
・この家はちょうど※伊勢湾台風があった時に建てた建物でね~。
当時は狭い川が氾濫してしまって、越波の集落が大変なことになってしまった…。
ただ、今はもうこの家は取り壊されていて、それぞれ兄弟は越波を離れて本巣市内で生活しとる。
今でも毎年春の5月になると、ヨモギとかふきを採りに必ず越波に行っている。

※伊勢湾台風→1959年(昭和34年)9月に紀伊半島から東海地方を中心とし、甚大な被害を及ぼした台風で死者は4,697人を数える。明治維新以来最大の被害を出した台風。
「ふるさと越波」には、以下のように当時の様子が書かれています。
昭和34年8月13日、台風14号により、根尾川は大洪水となり各所の堤防、用水路に大きな被害を受けた、越波の橋も決壊した。その翌月の9月26日には台風15号が上陸し、平均時速65キロで根尾村を縦断した。根尾村においても数十年以来の大洪水となり、奥地の道路は寸断されて交通不能になり、越波は陸の孤島となって大被害をこうむった。昭和40年9月の集中豪雨は、揖斐郡の山間部から根尾村にかけての狭い地域に総降雨量950ミリという記録的な雨量となって、大きな被害をもたらした。かつて、この度重なる災害で、越波に暮らしていた多くの住民が故郷を離れて外へと転出していった歴史がある。
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今後も時間のある限り、越波出身者の方々とお会いして、色々なお話を聞きたいと思います。
今朝も根尾地域に住んでいる越波出身者の方2人のお家を訪ねましたが、留守だったり、お友達とお出かけされるようで来週に持ち越しです…。
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それにしても、こうやって越波出身の方の話を聞いていると、“故郷”とは何かについて、本当に考えさせられます。
最後に、「ふるさと越波」のあとがきの文章の一部を紹介します。
人間「郷里を持つ者は幸せ者」と言われています。
我々、越波で生まれ育った者は山紫水明の越波に郷里として、深い愛情を持っており、ふっと越波を思い起こしたとき、幼いころの自分に戻り心の中が清々しい正直でかつ、温かい幸せな気持ちになれる。それが「ふるさと越波」であると思います。
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by motosu-neo | 2014-01-17 12:01 | 越波地区


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