本巣市地域おこし協力隊~まっくす隊員ブログ

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2014年 01月 22日

レッテンバッハ村 村長講演会 in郡上市明宝

昨日は、郡上市明宝で行われた『ドイツ・レッテンバッハ村 村長講演会』に行ってきました!!
17時に根尾分庁舎を出発して、霧のため視界不良の山道を走ること1時間50分、会場である明宝コミュニティセンターに到着!!
ところで、ドイツのレッテンバッハ村ってどんな村?
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【レッテンバッハ村(Rettenbach am Auerberg)】
ドイツ南部バイエルン州にあるレッテンバッハ村は,村の合併によって一時期780人だった人口は580人まで減少し、村にあった学校などの公共施設もすべて統合や売却で無くなり、村からは若者もいなくなり活気もなくなってしまった。そこで村民全員にアンケートを取ったところ、およそ80%もの村民から「合併を解消したい」との意見が出た。「合併する」という法律はあれど「合併を解消する」という法律は無かったため、現村長は委員に話をするためにレストランで待ち伏せして何度も村民たちの思いを訴えた。その後、州法を改正、1993年合併を解消。その後、村長を中心に様々な取り組みを進めた結果,バイエルン州知事から「天国のような村」と言われるようになった。現在、人口は830人まで増加していて、再生可能エネルギー村の模範としてその名を知られている。村の大部分は、太陽熱温水器、ソーラー発電装置、木質チップ、薪ボイラー、さらには地域熱供給網やバイオガス装置によって電気と熱が供給されている。
▼レッテンバッハ村のフィッシャー村長(写真右)
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1993年10月6日に独立。
この日は850リットルのビールで独立を祝ったそうです笑。なお、それ以来10月6日は村の祝日になり、お祭が行われているとか。
独立したあとは、自分たちの村をどうしたいのかを村民みんなで話し合ったそうです。
そこで、村民から挙がったのは、『環境に優しく、持続可能な村づくり』
これを目標に掲げ、村民自身による新しい村づくりを少しずつ行ってきたそうです。現在は再生可能エネルギーの他にも、地域通貨による地域経済の循環、製造業の企業支援、学校や図書館・コンサートホール・礼拝堂・スーパーといった交流の拠点づくりなど、すべて補助金に頼らず自分たちの手で行っているという素敵な村です。
具体的には…、
・合併してからは次々と人口が流出して、店もどんどん潰れ村が死んでしまった…
・村長自身も村を離れようと思ったが、両親が「家の農家は500年の歴史があるから、そう簡単には売れません」と強く反対して村に留まった
・現在レッテンバッハを見てみると3分の1くらいは太陽光の屋根です。もし、ドイツ国内の建物の約10%が太陽光発電だったら、ドイツ国内で使う電力を十分にまかなえます。太陽から請求書は届きません笑。
・借金をせず、必要な施設は建築家に依頼せず、村民が協力して自力で建てた
・太陽光発電は8年で施設代を償却し、その後10年以上は収入となることを村長自ら実践し、村民に広めた
・薪ボイラー、チップボイラー、ペレットボイラーを推進し、村内の木を全て利用した
・人が集えるスペースを併設した村営スーパーを作り、大抵の物が買えるように商品を揃えた
・景観を重視し、美しい村を目指した結果、観光客が増えた
・法人税を下げ起業手続きを簡素化し、若者の起業を応援した結果、優良企業が育った
・村の生活の質が向上し、人口が増えて、多くのクラブ・サークルができた
・菜種油給油スタンドを設置し、農家収入が増えた
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また、会場内のあちこちに明宝地域の取り組みがいろいろ掲示してありました。
こちらは、MOSO塾(明宝で行われている住民が夢・妄想を語り合う会議)で出てきた面白いアイディア♪
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いいですね~。
実際に実現に至ったアイディアもいくつかあるようでした。
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地域の様々な課題があって出てくるアイディアが多かったように思いました。
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フィッシャー村長のお話が終わったあとは第2部へ。
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この日は明宝地域、郡上市内のみならず市外、そして県外からも約300名以上の方が来ていたようです。
会場はすごい熱気を感じることができる空間と化していました!!
フィッシャー村長は「子供や孫のために村を守っているのです。」と何度か口にしていました。
会場となった明宝地域の人たちの願いも同じで、「未来にわたって、子供たちが住みたい、住み続けられる地域をつくること」
これはどこの地域でも同じだと思います。
現状、過疎化している地域の多くが目指す所だと感じます。

今回講演会に行ったことで、1つでも何かを持ち帰れたかなと思います!!
いつか海外に行く機会があれば、絶対に行ってみたいと思える素敵な村でした。
フィッシャー村長は今回の来日で、全6講演、日本を縦断されていたようです。
長野県根羽村を皮切りに、鳥取県鳥取市→広島県東広島市→熊本県熊本市→宮城県加美町→岐阜県郡上市明宝。
最後の講演会が岐阜県だったわけです!!
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ここで途中退室!遠いので仕方ありません。
会場を出てすぐ鹿が道路脇に2匹。
鹿は根尾地域でもいつも出るので慣れてしまいました笑。
そして、無事に23時ちょっと前に根尾分庁舎に戻ってきました。帰りも霧が・・・。
今朝は根尾分庁舎の職員さんが無事に帰ってきたか心配して声をかけてくれました。
いつも気にかけていただいて、本当に有難いです。
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by motosu-neo | 2014-01-22 15:21 | 視察・研修・セミナー


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