本巣市地域おこし協力隊~まっくす隊員ブログ

motosuneo.exblog.jp
ブログトップ
2014年 07月 22日

ローカル鉄道演劇 『樽見鉄道スリーナイン』

ブログをご覧いただいている皆さんに質問です。
・ローカル鉄道に乗ったことはありますか?
・演劇を観に行ったことはありますか?

この2つの問いに「はい」と答えたあなた、それでは、ローカル鉄道に乗りながら演劇を観たことはありますか?
ローカル鉄道に乗った瞬間、そこは舞台の上。
途中の駅から役者が乗ってくる。
そんな『演劇✕ローカル鉄道』という今までにない演劇が行われるということで、先日観に行ってきました。
d0327814_10545239.jpg
地域おこし協力隊として根尾地域に来る前は東京にいたので、よく演劇を観に行っていました。
高円寺、中野、下北沢、新宿など色々と行っていた覚えがあります。
しかし、根尾地域に来てからは演劇を観に行く機会が減ってしまっていたので、今回は久しぶりの演劇ということで楽しみにしていました。
d0327814_15232325.jpg
『樽見鉄道スリーナイン』は、子供の頃大好きだった地元・根尾(樽見)を、いつしか大嫌いになり、都会へ出ていった主人公の物語でした。
とても『ふるさと』について考えさせられる内容でした。
d0327814_11295626.jpg
「しおやき鮎美」、「断層魔神ダッダーン」などのちょっと変わった登場人物名。
台詞も、「根尾川のほとり」、「根尾が大好きで」、「だから樽見を」と根尾地域に関わる言葉が何度も出てきて、その点については素直に嬉しい気持ちになりました。
d0327814_16121127.jpg
樽見駅では停車中の車両を撮影している撮り鉄の方が多くいらっしゃいました。
その中でも熱心にシャッターを切っているお父さんに話を聞きました。
このお父さん、お隣の山県市在住のようですが、樽見鉄道沿線の風景ばかりを撮っている撮り鉄さんでした。
「樽見鉄道はディーゼル車なので、架線がなく撮影に適している。」
「シンプルな風景の中に入り込む樽見鉄道は絵になる。」と、そんなお話をしてくれました。
d0327814_1139023.jpg
▼サポート役として公演を支えていた岐阜高専演劇部の学生たち
d0327814_22192824.jpg
さらには、空いている時間を見計らって、樽見鉄道の運転士・森下さんにもお話を聞きました。
この方はベテランの運転士さんで、かつ根尾地域出身の方です。

ーーーー今回、一番大変だったのはどういう所ですか?

「台本通りに列車を動かすことに注意したかな。いつも通り安心安全にお客様を運ぶ緊張感に加えて、台本通りにやるというもう一つの緊張感があったね。」

ーーーー今回の企画を実現することになった理由は何ですか?

「ローカル鉄道だからこそ出来ることをやりたいと思っていた。」

ーーーー前半乗っていて、演劇のテーマが『ふるさと』のように感じたんですけど、根尾地域出身の森下さんはどういう思いをもって今回運転されていますか?

「根尾で生まれ育って地元の会社に勤めて消防団にも入っていて、地元が本当に好きやし、今回の公演を通して樽見鉄道に乗ってもらって根尾、本巣の魅力を感じてほしい。そして是非もう1度乗りに来てほしい。もっと根尾、そして本巣を好きになってもらえたらという気持ちでやってます。『本巣市には樽鉄がある』ということをもっともっとPRしていきたいですね!」
d0327814_15155459.jpg

演劇が終わって列車を降りてから思ったことが1つあります。
それは、『根尾(もとす)の人に観てほしいということ。』
1年10ヶ月しか住んでいない僕でも公演中に込み上げてくるものがありました。
不思議な感情なので、上手く説明することができないですが…。
ずっと根尾(本巣)に住んでいる人、根尾(本巣)を離れて暮らしている人がこの公演を観たら、きっと泣くと思います。
少なくとも僕が地元で同じような演劇があったとして、それを観ることが出来たと想像したら、きっと泣くんだろうなと思うんです。
この過疎化が進む根尾地域で東京から劇団の方が3年ほど時間をかけて準備してきて、それをいつも地元を走っている樽見鉄道の車内で演劇をしてくれる。
それだけでも嬉しいです。
さらには、役者さんたちが根尾地域の魅力をツイッターなどで沢山発信してくれていることも嬉しいです。
d0327814_15264723.jpg
ただ今回に関しては4日間で8公演ということで、チケットも僅かだったので演劇を観ることができた人は少ししかいません。
そのことが本当にもったいないと思います。
それだけ貴重な公演であったことは間違いないですし、周りのスタッフさんなども含めて1つの公演をみんなで作りあげるために一つになって取り組んでいる様子は本当に素晴らしかったと思います。
そういう点は、大変勉強になりました。
シナリオ&ガイドブックを見ていてもそうですが、本巣市、根尾地域には樽見鉄道というローカル鉄道があります。
普段、樽見鉄道は樽鉄(たるてつ)という愛称で親しまれています。
運転士・森下さんの言葉
『本巣市には樽鉄がある』
樽鉄の魅力、沿線地域の魅力、この公演を通して改めて色々気づかされたような気がします。

今回はもちろん演劇を観たくてチケットを購入したんですが、それに加えて自分自身が根尾地域の人になりつつあるので笑、ヨソモノの感覚を鍛え直す?ためにも絶対に観ようと思っていました。
思っていた以上に僕自身が今まで気づくことのなかった部分が沢山あり、本当に良い機会となりました。

最後に、今回の『樽見鉄道スリーナイン』に関わられた全ての皆さん、本当に素晴らしい公演をありがとうございました!
またいつか樽見鉄道で公演をしていただければと思います。
大変なことは重々承知していますが、是非実現していただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!

▼根尾長島地区のとある日の綺麗な夕焼け。長島地区のお宅で晩御飯をお呼ばれした(頂いた)帰りに撮影。
d0327814_8381744.jpg

[PR]

by motosu-neo | 2014-07-22 22:38


<< 美濃和紙より古い!? 越波集落...      越波(おっぱ)週末ワークキャン... >>