本巣市地域おこし協力隊~まっくす隊員ブログ

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2014年 07月 29日

美濃和紙より古い!? 越波集落で作られていた和紙の話

最近、暑い日が続いていますね。
先週の7月25日(金)は、岐阜県多治見市で最高気温39.3℃。
その日、根尾地域(樽見観測地点)では35.0℃を記録。
もちろん今年最高気温。
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そんな暑さが続く7月26日(土)
根尾越波(おっぱ)地区にてBBQ会が行われたので、参加してきました。
今回のBBQ会は、数年前から越波地区の古里再生へ向けた活動に協力しているNPO法人ライフサポートお・りーぶさんの主催イベントです。
この会はここ数年の恒例イベントとなっていて、主にNPO法人関係者(ほとんどが大垣市の方々)がいらっしゃいます。
今年は30名以上の方が参加していてとても賑やかな夜でした。
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翌日27日(日)は、本巣市出身のカメラマンの友人が越波へ来てくれました。
かれこれ4回目の越波ということで、越波の人にも顔を覚えてもらっているようでした。
この日は、越波週末ワークキャンプで撮影した写真をプリントして持ってきてくれました。
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▲嬉しそうに、「良い写真だ。これは宝物だ!」と大絶賛して写真を眺めてます。

さらには越波の人のふるさとへの思いを記録したいということで、
早速カメラをスタンバイ、動画で記録していきます。
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話題はかつて越波で作られていた「和紙」の話へ…
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平成9年に出身者有志で作った『ふるさと越波』の冊子には作り方も書かれています。

① 12月頃、楮(こうぞ)、みつまたを取り束にする。大釜にその束を入れて2~3時間蒸す。
② 熱いうちに皮をむき、むいた皮を一握りずつ束にして水につける。
③ 鬼皮を取り、それを戸外にかけて(雪ざらし)、雪にさらした楮を約10日間、川水にさらに紙煮(あくを取り、そのあく汁でよく煮る)をする。
④ あく抜きをした楮にある混ざり物を取り除いたら、楮をたたきの石の上でよくたたき、よくたたいた原料を玉に固めて、紙漉き舟に入れて、漉き舟の紙の原料の中に、こし袋を浸す。
⑤ 紙屋に入り、紙を漉き、漉いた紙を一枚一枚重ねて積み、30cmくらいの高さになると板を置き、石を載せ、水をしぼる。
⑥ 栃板で作った紙漉板に、一枚一枚きれいに張り、乾燥したらはがし、紙の完成となる。


▼実際にかつて越波地区で作られていた和紙を見せていただきました。
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越波では楮の木を植えて、その当時なかなか手に入らなかった和紙を作るようになりました。
見せていただいた和紙は65年ほど前に越波で作られたもの。
越波はお米を沢山作ることができない土地だったため、昔は年貢を大垣藩に納める代わりに、和紙を納めたそうです。


▼「大釜で蒸す時の覚えがある。」と話す、松葉五郎さん。
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▼「ここで作った和紙は今でも大事に保存している。」と話す、松葉三郎さん
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▲区費の記録もこの和紙で書かれていました。

集落の皆で苦労して作った和紙、無駄にはできないですね。
今と違って、誰かに教えられなくても、物を大切にする感覚は自然と身についたのではと想像できます。

ひょっとすると、美濃和紙より古いかも!? という話も出ていました。



この日は日曜日。
越波出身者の市外在住者が次々と帰ってきていました。
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お昼を過ぎて、
三郎さんが鮎釣りに行くというのでカメラマンの友人と一緒に近くの根尾川へ移動。
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▲根尾川の上流にあるので、透明度はこんな感じ。
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裸足になって川に足をつけながら鮎釣りを眺めます。

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▲鮎釣りの様子を撮影し続ける友人。


「ふるさとってどういう場所だと思いますか?」

その友人に、ふと投げかけられた質問。
自分自身のふるさと、地元についてちょっと考えてみる。

昔よく遊んだ場所。
地元でやってみたいこと。
地元の良さ。
自分にとってどういう場所か…。

色々と考えてみた、そんな日曜日。
とっても良い時間を過ごした。
携帯も時間も気にしない越波ライフを自ら堪能した1日でした。


最後にお知らせを2つ。

-----【お知らせ・1】-----
そんな越波で、第3弾のイベント
9月6日(土)~7日(日)
「越波週末ワークキャンプ~秋合宿編~」を開催します!
※詳細はこちらから→ http://www.nice1.gr.jp/topics_detail7/id=3846



-----【お知らせ・2】-----
7月24日(木)発売の雑誌『SINRA』に掲載していただきました。
掲載していただいたのは、たった2人だけの越波(おっぱ)集落での取り組みです(p.81)。
まだご覧になっていない方は、お近くの書店へ急いでください。
そして是非、ご一読を!
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by motosu-neo | 2014-07-29 10:08 | 越波地区


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