本巣市地域おこし協力隊~まっくす隊員ブログ

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2013年 10月 28日

地域おこし協力隊のリアルな声、リアルな悩み

写真、こちらは岐阜県庁です。今日の午後は県庁で用事がありお邪魔してきました。
10月26日(土)に岐阜産業会館で予定されていた岐阜県主催の「集落再生コーディネーター養成講座(岐阜会場)」があり、そこで地域おこし協力隊の活動をプレゼンすることになっていましたが、26日は台風接近が予想され開催が中止になってしまいました。
そこで、今日は県庁で県職員さん2人の前でプレゼン内容の模様を録音しました…。
シーンとした中での録音は、非常に恥ずかしかったであります。笑
参加予定だった方にはそれが資料として渡されるようですが、やはりせっかくの機会ですので、きちんとした形で発表したかったという思いがあります。まぁ、今回は仕方ないです…。
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どんな発表をしたか、少し触れます。
今回は、大きく3つのことをお話しました。

① 地域での活動紹介(今まで取り組んできたこと、企画やイベントなど)
② 地域おこし協力隊の課題や問題点(リアルな声、リアルな悩みを紹介)
③ 地域おこし協力隊として過疎地域の根尾に入ってみて感じること

今回の発表、3つの中で1番強く伝えたかったことはと言われると、間違いなく②地域おこし協力隊の課題や問題点(リアルな声、リアルな悩みを紹介)です。
何故②なのか?
それは、僕自身もそうですが、様々な場所で出会う全国の地域おこし協力隊の隊員の多くが地域で悩み、もがいているからです。
まぁ、この「地域おこし協力隊」という制度自体がまだ始まったばかりなので、全ての地域で上手くいっているはずもありません。
メディアに登場する地域は成功事例として紹介されますが、地域おこし協力隊の課題や問題点についてはあんまり情報が出てこない、公には話せない、そういった事情もあると思います。
地域おこし協力隊同士で話していると、そういったリアルな声、リアルな悩みを聞くことがあります。そういったことも、関係者の方には特に知ってほしいという思いが強くありました。

※村楽LLPが平成23年に実施した『現役の地域おこし協力隊員を対象に実施した現況調査アンケート』というのが公表されていますが、みなさんはこのアンケートをご存じでしょうか?
※村楽LLPとは?
全国で活躍する地域おこし協力隊のネットワークで、同志の活動をお互いにサポートしあうことで、より良い地域社会を創るための活動を活性化し、社会・環境への貢献に取り組む有限責任事業組合(LLP)です

このアンケート回答の中には、地域おこし協力隊のリアルな本音、リアルな悩みが書かれています。
ちょっとその中から引用したものを書いていきます。

【Q.地域おこし協力隊の事業内容(ミッション)と現実のギャップは?】
55%がギャップがあると回答
【A1.特に地域住民から強い要望があったわけではなく、また市での強い思いがあるようでもない様子】
【A2.ほとんどが草刈りや農作業の補助などで作業者に過ぎない。提案や政策を考える時間はなく、協力隊とは結局、何を求められているのかが活動期間2年を迎えようとしている現時点で全くわからなくなっている】


【Q.役場担当者・部署との意識共有は?】
33%は距離を感じると回答
【A1.完全放置状態】
【A2.「いっしょにやろう」という感情を感じない】


【Q.役場以外に相談相手は用意されているか?】
74%がいいえと回答
【A1.ビジョンの無い地域に制度として送り込んでも効果がないので、事前に総務省の担当者と第三者機関の有識者を協力隊を募集している役場に送り込み、チェックすることが必要である】
【A2.役場の担当者以外にアドバイザーが欲しい。なぜなら担当者は役場寄りなので、本音で相談できないから】


【Q.任期終了後の不安については?】
58%があると回答、20%はなんとも言えないと回答
【A1.地域おこし協力隊という行政担当者が喜びそうなキーワードを振りかざして地域活性化をしている気分に浸るのではなく、現実的に何が必要なのか、(特にお金、起業資金、起業に関するノウハウ)3年後にどうしたいのかを役場と協力隊が共有し、それに向かって全力で向かっていかないといけないと思う】
【A2.役場の協力体制が不十分な感じを受けますので、この土地を好きになれない可能性があり、違う町に行くなんてこともあり得ます。人を呼んでおいて何のカリキュラムも無いというのは失礼です】


読んでみて、どうですか…?
それぞれの立場で、色々と思うことはあるかと思いますが、これは地域おこし協力隊のリアルな声であり、悩みなんです。
結構、痛いところを突いている回答もいくつかあります。
ただ僕は、こういった声はもっともっと多くの関係者の方に知ってほしいと感じます。

あと、地域おこし協力隊の任期を終えた隊員の状況ですが、初年度は一応公表されていますね。
『平成23年度地域おこし協力隊の任期終了に係るアンケート結果』
驚くべき数字ですが、なんと初年度は67%が定住したと書いてあります。
ただ、平成24年度地域おこし協力隊の任期終了に係るアンケートはどこを探しても見つけることができません。
平成23年度のアンケート結果は、平成24年4月12日に発表されているので、普通であれば平成24年度のアンケート結果は、もうとっくに発表されていてもいいはずなのですが。
なぜ、平成23年度は公表されているのに、平成24年度は公表されていないのか、これは「?」です…。
とにかくこの点については、今すぐにでも公表していただけると非常に有難いです。
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by motosu-neo | 2013-10-28 22:06 | 地域おこし協力隊
2013年 10月 23日

熊野の限界集落でワークキャンプ!

10月19~20日、三重県熊野市紀和町西山地区へ行っていました。
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高速で三重を縦断し、山を越え…。
地図で見てもどれだけ熊野が遠いかが分かる笑。

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日本の棚田百選にも選ばれている『丸山千枚田』をちょっと過ぎて、ようやく到着。
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片道ざっと5時間半!!
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何しにここまで行ったかというとですね~。
『第5回三重県熊野週末ワークキャンプ』です!
三重県熊野市で活動している地域おこし協力隊の先輩が企画するイベントで、以前から時間があったら遊びに来てよ!と声をかけてもらっていて、今回は参加者の一人として行ってきました。
このワークキャンプの内容は・・・、限界集落での草刈支援!
一見、こんな山奥の限界集落で草刈支援?誰が来るの?という印象を持つかと思うんですが、
僕を含め、今回は12名が参加。
しかも、東京、神奈川、京都、大阪、福岡と全国から20~32歳の若者が集合したのです!!
参加した理由は、それぞれ違いますが、みんなしっかりとした考えを持って集まっていたのは確かです。そのことにまた驚きました。
2日目は朝から激しい雨で作業は中止となりましたが、1日目は集落の人と一緒に公園内の草刈支援を実際に行いました。その夜はBBQ。集落の方の差し入れで鹿刺しやみかんも大量に頂きました!
集落の方々も自分たちの孫が今日は沢山増えて嬉しい!とずっと笑顔で美味しそうにお酒を飲んでいました。
その日の夜は宿泊場所である集落内の小さな公民館でみんなで円になって深~い話。
最年少は20歳で就活を控えた大学3年生の女の子。
最年長は32歳で転職も経験した社会人。
みんなほとんどが初対面だったんですが、すごく雰囲気が良くて、真面目な話もあり、ふざけた話もありで、とにかく楽しい時間でした。
2日目の昼食前、就活を控えた大学3年生の女の子に「仕事のやりがいって何ですか?」
と、聞かれました。
とても難しい質問です笑。(←何て返したか、忘れました笑)
でも、僕自身も就活している時は出会った社会人に対して、「仕事をしていてイキイキと感じる瞬間はどんな時ですか?」
とか、そんな質問もしていたな~と思い出したりしました。
その女の子がこのワークキャンプに参加した理由は、今年に入って友人と一緒に震災関連のボランティアをするために東北に行ったことがキッカケだったようです。
その時に1人でボランティアに参加している人が沢山いることに驚き、エネルギーをもらったそうで、今回は1人で熊野の限界集落までやってきたそうです。
僕自身もそうなんですが、大学内にいるより、大学の外に出てみて、そこで出会う人、同じ学生だったり、少し年上の社会人だったり…。
そういった外の人、いろいろな考えや仕事をしている人と出会って色々なことを話したりした方がよっぽど得るものは大きいです。今回のメンバーの中で最年少だった彼女にとっては、何かを得られた2日間に間違いなくなったんじゃないかなと思いました。
だいぶ上から目線でした、すいません。
そんな僕も、この2日間、メンバーの中でも先輩の皆さんに仕事のことについて色んな質問をしました。
それはやっぱり、今の自分自身が仕事について(特に任期終了後)悩んでいるからだと思います。
まぁ、それはいいとして!
とにかく熊野に行ってみて良かったです。
地域の方も本当に優しくて温かい人が多くて、良かったです。大量のみかんを公民館まで持ってきてくれたおばあちゃんもありがとうございました!
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by motosu-neo | 2013-10-23 10:43 | 視察・研修・セミナー
2013年 10月 11日

秋の味、越波(おっぱ)で旬の栗ごはん!

10月6日(日)、根尾地域越波(おっぱ)地区の秋祭りにお邪魔してきました。
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初めて見て、初めて食べた、アケビ。
ちょうど近くの草むらにあったものです。
根尾の人曰く「酸味も何もない、ただ甘いだけ。」「口の中で甘い所を吸って種を吐き出すの。」
慣れてなかったせいか、種を噛んでしまいましたが、種はすごく苦かったです…。
根尾の下の方では「アケンビ」、越波地区では「アカンベ」と呼ぶそうです。同じ根尾地域でも呼び方が違うんですね。
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地元出身の方々が集まりました。色んな話を聞くことができましたよ。
昔はマムシの血を飲んだこともある…。
昔はカエルを食べておいしかった…。
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平成7年8月6日の写真を見せていただきました。昔はこんなに人がいたという事にビックリです。
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ちょうどお昼を過ぎ、昼食をご馳走になりました!
松葉さんありがとうございます!裏の山から拾ってきた栗で栗ごはん。
秋の味がしました。昔から代々使われているおひつに入っていました。
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おひつの蓋には家紋が‼この字は「カギセン」と読みます。焼印で押されているんです。
鋳物もそれぞれの家にあって、囲炉裏で真っ赤になるまで熱して焼印を押したそうです。
これも昔は家で使う道具の1つ1つにこのような家紋を入れて他の家の道具と区別していたそうです。
畑仕事で使う鍬の柄なんかにも家紋の焼印が押されていたようです。
昔は集落のみんなで協力して農作業を行う機会も多かったため、誰の鍬かわからなくなるのを防ぐためということもあったようです。
今では家紋が入った道具はこの家でもおひつしかないらしいです。
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そして、こちらのふすま。とても立派です。
1枚板の杉(明るい茶色の部分)で出来ているのは珍しいそうです。
普通は2枚で真ん中に仕切りがあるものが普通のようです。
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さらに注目していただきたいのはこの額縁(間の灰色に見える部分)、これがもっと凄いようで、泥杉(どろすぎ)という木材だそうです。倒れた木が泥のなかに埋まっていて樹齢は2000年だそうで…、なんかもう凄いの一言です。ずっと見ていたいような美しいふすまでした。
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そして、越波地区に昼が来ました!
かぼちゃの煮物、クレソンのおひたし、栗ごはん、ポテトサラダ、きんぴらごぼうなど!
どれも美味い!本当にご馳走様でした!!
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by motosu-neo | 2013-10-11 13:54 | 越波地区
2013年 10月 10日

地域おこし協力隊との情報交換会

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10月5日(土)16時から「地域おこし協力隊との情報交換会」を行いました!
2名の協力隊が根尾地域に来て1年が過ぎた今、協力隊から見た現状と課題を素直に地域の方にお話する機会が欲しい、また地域の人が“地域おこし”に関してどう思っているのかを知りたいという理由で、今回このような機会を作ることにしました。
構成は二部構成。一部は情報交換会。二部は懇親会という流れで行いました。
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今回参加して頂いた地域の方には、それぞれ根尾地域の現状についてどう考えているのか、根尾地域にとって何が“地域おこし”になるのか、漠然とした根尾への思いなどを1人1人に語っていただきました…。
色々な意見が出ました。
あっ、この人はこんなふうに思っているんだ、考えているんだ、ということもわかりました。
沢山の発見がありました。その流れで懇親会会場へ。
そこでも色々な話を語ってくださいました。また、そこでも発見がありました。
今回の「地域おこし協力隊との情報交換会」は、
参加された方全員にとって、根尾のことについて考える1日となったと思います。
ただ考えるだけではなく、それを地域の人と深く語りつくした1日でもあったと思います。

地域おこし協力隊が入っている地域では、地域ごとに状況が微妙に異なっています。
ex)
・すでに地域行事がたくさんあり、地域の人たちが積極的にその地域を盛り上げようとしている、とっても元気な地域
・危機感を感じ、地域の人たちが外部人材(協力隊)を活用してもっと地域を盛り上げていこうと様々な組織が立ち上がっている地域
・過疎化が進行している状況にも関わらず、危機感がなく、なかなか地域の中で地域を盛り上げようという動きが出てこない地域

ここに挙げたのはあくまで例ですが、実際に町や地域のモチベーションに差があるのも事実だと思います。
そして現在、僕が活動している根尾地域は3つ目の例に近いです。
正直言うと、僕の中では2つ目の例を想像していたこともあり、現場の状況とのギャップに戸惑いがあるというのもあります。
「あと10年経てば、もう根尾は消滅する」
「息子もおらんし、若者もおらんくなったし」
これらの言葉はこっちに来て何回聞いたかわかりません。
今後は、あんまりマイナスの言葉は聞きたくないというのが正直な所です笑。
まぁ僕としては、プラス、前向きな言葉を沢山聞けるように頑張るしかないです。
自分に出来ることを見つけて、やっていくしかないと思います。
最近は、先輩(3年目)の協力隊の方にアドバイスを求めたり、ちょくちょく助けを求めています。
みんな優しく、丁寧にアドバイスをしてくれます。本当にいつも励ましていただいて、ありがとうございます。そうだ、最近手にいれた「地域再生~行政に頼らないむらおこし」豊重哲郎さんの本を早く読まなければ!
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by motosu-neo | 2013-10-10 22:35 | 情報交換会