本巣市地域おこし協力隊~まっくす隊員ブログ

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2014年 07月 29日

美濃和紙より古い!? 越波集落で作られていた和紙の話

最近、暑い日が続いていますね。
先週の7月25日(金)は、岐阜県多治見市で最高気温39.3℃。
その日、根尾地域(樽見観測地点)では35.0℃を記録。
もちろん今年最高気温。
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そんな暑さが続く7月26日(土)
根尾越波(おっぱ)地区にてBBQ会が行われたので、参加してきました。
今回のBBQ会は、数年前から越波地区の古里再生へ向けた活動に協力しているNPO法人ライフサポートお・りーぶさんの主催イベントです。
この会はここ数年の恒例イベントとなっていて、主にNPO法人関係者(ほとんどが大垣市の方々)がいらっしゃいます。
今年は30名以上の方が参加していてとても賑やかな夜でした。
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翌日27日(日)は、本巣市出身のカメラマンの友人が越波へ来てくれました。
かれこれ4回目の越波ということで、越波の人にも顔を覚えてもらっているようでした。
この日は、越波週末ワークキャンプで撮影した写真をプリントして持ってきてくれました。
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▲嬉しそうに、「良い写真だ。これは宝物だ!」と大絶賛して写真を眺めてます。

さらには越波の人のふるさとへの思いを記録したいということで、
早速カメラをスタンバイ、動画で記録していきます。
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話題はかつて越波で作られていた「和紙」の話へ…
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平成9年に出身者有志で作った『ふるさと越波』の冊子には作り方も書かれています。

① 12月頃、楮(こうぞ)、みつまたを取り束にする。大釜にその束を入れて2~3時間蒸す。
② 熱いうちに皮をむき、むいた皮を一握りずつ束にして水につける。
③ 鬼皮を取り、それを戸外にかけて(雪ざらし)、雪にさらした楮を約10日間、川水にさらに紙煮(あくを取り、そのあく汁でよく煮る)をする。
④ あく抜きをした楮にある混ざり物を取り除いたら、楮をたたきの石の上でよくたたき、よくたたいた原料を玉に固めて、紙漉き舟に入れて、漉き舟の紙の原料の中に、こし袋を浸す。
⑤ 紙屋に入り、紙を漉き、漉いた紙を一枚一枚重ねて積み、30cmくらいの高さになると板を置き、石を載せ、水をしぼる。
⑥ 栃板で作った紙漉板に、一枚一枚きれいに張り、乾燥したらはがし、紙の完成となる。


▼実際にかつて越波地区で作られていた和紙を見せていただきました。
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越波では楮の木を植えて、その当時なかなか手に入らなかった和紙を作るようになりました。
見せていただいた和紙は65年ほど前に越波で作られたもの。
越波はお米を沢山作ることができない土地だったため、昔は年貢を大垣藩に納める代わりに、和紙を納めたそうです。


▼「大釜で蒸す時の覚えがある。」と話す、松葉五郎さん。
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▼「ここで作った和紙は今でも大事に保存している。」と話す、松葉三郎さん
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▲区費の記録もこの和紙で書かれていました。

集落の皆で苦労して作った和紙、無駄にはできないですね。
今と違って、誰かに教えられなくても、物を大切にする感覚は自然と身についたのではと想像できます。

ひょっとすると、美濃和紙より古いかも!? という話も出ていました。



この日は日曜日。
越波出身者の市外在住者が次々と帰ってきていました。
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お昼を過ぎて、
三郎さんが鮎釣りに行くというのでカメラマンの友人と一緒に近くの根尾川へ移動。
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▲根尾川の上流にあるので、透明度はこんな感じ。
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裸足になって川に足をつけながら鮎釣りを眺めます。

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▲鮎釣りの様子を撮影し続ける友人。


「ふるさとってどういう場所だと思いますか?」

その友人に、ふと投げかけられた質問。
自分自身のふるさと、地元についてちょっと考えてみる。

昔よく遊んだ場所。
地元でやってみたいこと。
地元の良さ。
自分にとってどういう場所か…。

色々と考えてみた、そんな日曜日。
とっても良い時間を過ごした。
携帯も時間も気にしない越波ライフを自ら堪能した1日でした。


最後にお知らせを2つ。

-----【お知らせ・1】-----
そんな越波で、第3弾のイベント
9月6日(土)~7日(日)
「越波週末ワークキャンプ~秋合宿編~」を開催します!
※詳細はこちらから→ http://www.nice1.gr.jp/topics_detail7/id=3846



-----【お知らせ・2】-----
7月24日(木)発売の雑誌『SINRA』に掲載していただきました。
掲載していただいたのは、たった2人だけの越波(おっぱ)集落での取り組みです(p.81)。
まだご覧になっていない方は、お近くの書店へ急いでください。
そして是非、ご一読を!
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by motosu-neo | 2014-07-29 10:08 | 越波地区
2014年 07月 22日

ローカル鉄道演劇 『樽見鉄道スリーナイン』

ブログをご覧いただいている皆さんに質問です。
・ローカル鉄道に乗ったことはありますか?
・演劇を観に行ったことはありますか?

この2つの問いに「はい」と答えたあなた、それでは、ローカル鉄道に乗りながら演劇を観たことはありますか?
ローカル鉄道に乗った瞬間、そこは舞台の上。
途中の駅から役者が乗ってくる。
そんな『演劇✕ローカル鉄道』という今までにない演劇が行われるということで、先日観に行ってきました。
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地域おこし協力隊として根尾地域に来る前は東京にいたので、よく演劇を観に行っていました。
高円寺、中野、下北沢、新宿など色々と行っていた覚えがあります。
しかし、根尾地域に来てからは演劇を観に行く機会が減ってしまっていたので、今回は久しぶりの演劇ということで楽しみにしていました。
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『樽見鉄道スリーナイン』は、子供の頃大好きだった地元・根尾(樽見)を、いつしか大嫌いになり、都会へ出ていった主人公の物語でした。
とても『ふるさと』について考えさせられる内容でした。
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「しおやき鮎美」、「断層魔神ダッダーン」などのちょっと変わった登場人物名。
台詞も、「根尾川のほとり」、「根尾が大好きで」、「だから樽見を」と根尾地域に関わる言葉が何度も出てきて、その点については素直に嬉しい気持ちになりました。
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樽見駅では停車中の車両を撮影している撮り鉄の方が多くいらっしゃいました。
その中でも熱心にシャッターを切っているお父さんに話を聞きました。
このお父さん、お隣の山県市在住のようですが、樽見鉄道沿線の風景ばかりを撮っている撮り鉄さんでした。
「樽見鉄道はディーゼル車なので、架線がなく撮影に適している。」
「シンプルな風景の中に入り込む樽見鉄道は絵になる。」と、そんなお話をしてくれました。
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▼サポート役として公演を支えていた岐阜高専演劇部の学生たち
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さらには、空いている時間を見計らって、樽見鉄道の運転士・森下さんにもお話を聞きました。
この方はベテランの運転士さんで、かつ根尾地域出身の方です。

ーーーー今回、一番大変だったのはどういう所ですか?

「台本通りに列車を動かすことに注意したかな。いつも通り安心安全にお客様を運ぶ緊張感に加えて、台本通りにやるというもう一つの緊張感があったね。」

ーーーー今回の企画を実現することになった理由は何ですか?

「ローカル鉄道だからこそ出来ることをやりたいと思っていた。」

ーーーー前半乗っていて、演劇のテーマが『ふるさと』のように感じたんですけど、根尾地域出身の森下さんはどういう思いをもって今回運転されていますか?

「根尾で生まれ育って地元の会社に勤めて消防団にも入っていて、地元が本当に好きやし、今回の公演を通して樽見鉄道に乗ってもらって根尾、本巣の魅力を感じてほしい。そして是非もう1度乗りに来てほしい。もっと根尾、そして本巣を好きになってもらえたらという気持ちでやってます。『本巣市には樽鉄がある』ということをもっともっとPRしていきたいですね!」
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演劇が終わって列車を降りてから思ったことが1つあります。
それは、『根尾(もとす)の人に観てほしいということ。』
1年10ヶ月しか住んでいない僕でも公演中に込み上げてくるものがありました。
不思議な感情なので、上手く説明することができないですが…。
ずっと根尾(本巣)に住んでいる人、根尾(本巣)を離れて暮らしている人がこの公演を観たら、きっと泣くと思います。
少なくとも僕が地元で同じような演劇があったとして、それを観ることが出来たと想像したら、きっと泣くんだろうなと思うんです。
この過疎化が進む根尾地域で東京から劇団の方が3年ほど時間をかけて準備してきて、それをいつも地元を走っている樽見鉄道の車内で演劇をしてくれる。
それだけでも嬉しいです。
さらには、役者さんたちが根尾地域の魅力をツイッターなどで沢山発信してくれていることも嬉しいです。
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ただ今回に関しては4日間で8公演ということで、チケットも僅かだったので演劇を観ることができた人は少ししかいません。
そのことが本当にもったいないと思います。
それだけ貴重な公演であったことは間違いないですし、周りのスタッフさんなども含めて1つの公演をみんなで作りあげるために一つになって取り組んでいる様子は本当に素晴らしかったと思います。
そういう点は、大変勉強になりました。
シナリオ&ガイドブックを見ていてもそうですが、本巣市、根尾地域には樽見鉄道というローカル鉄道があります。
普段、樽見鉄道は樽鉄(たるてつ)という愛称で親しまれています。
運転士・森下さんの言葉
『本巣市には樽鉄がある』
樽鉄の魅力、沿線地域の魅力、この公演を通して改めて色々気づかされたような気がします。

今回はもちろん演劇を観たくてチケットを購入したんですが、それに加えて自分自身が根尾地域の人になりつつあるので笑、ヨソモノの感覚を鍛え直す?ためにも絶対に観ようと思っていました。
思っていた以上に僕自身が今まで気づくことのなかった部分が沢山あり、本当に良い機会となりました。

最後に、今回の『樽見鉄道スリーナイン』に関わられた全ての皆さん、本当に素晴らしい公演をありがとうございました!
またいつか樽見鉄道で公演をしていただければと思います。
大変なことは重々承知していますが、是非実現していただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!

▼根尾長島地区のとある日の綺麗な夕焼け。長島地区のお宅で晩御飯をお呼ばれした(頂いた)帰りに撮影。
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by motosu-neo | 2014-07-22 22:38
2014年 07月 11日

越波(おっぱ)週末ワークキャンプ~夏合宿編~

※7月10日(木)、根尾地域越波地区の手前、上大須地区観測のデータでは、累加雨量300mmを記録しました。
5月、今回の7月に開催した「越波週末ワークキャンプ」で参加者の皆さんに整備していただいた蛇池の状況がどうなっているのか、現在は越波地区へ向かう道が通行止めになっているため状況を知ることができません。
通行止めが解除され、土砂崩れなどの心配がなくなった時点で、蛇池へ向かい状況を確認してくるつもりです。
→7月12日(土)、蛇池を確認してきましたが被害はありませんでした。


7月5日(土)~7月6日(日)
根尾地域にある、たった2人だけの越波(おっぱ)集落で、「越波週末ワークキャンプ~夏合宿編~」を開催しました。
県内外から参加していただいた16名の皆さん、本当にありがとうございました!!
{参加者内訳:岐阜県5名、愛知県7名、大阪府1名、神奈川県1名、オーストリア1名(国内旅行中)、韓国1名(国内旅行中)}
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改めてですが、簡単に越波集落の紹介をします。
『たった2人だけの集落』
『携帯はソフトバンクしか通じない』
『冬は豪雪のため通行止め』
『廃村寸前ですが、数年前から古里再生の動きが活発な集落』

※現在、住民登録をしているのは、自治会長の松葉三郎さん(73)、前自治会長で兄の松葉五郎さん(84)の2人だけとなっています。
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■7月5日(土) 天候:晴れのち雨
10:15 樽見鉄道樽見駅に集合、簡単に自己紹介
10:35 樽見駅→越波へGo!!
    根尾地域中心部の樽見駅から越波までは行政バスで1時間弱の移動。
11:50 越波集会所着、ミーティング、昼食
13:10 越波集会所→蛇池(じゃいけ)へGo!!、蛇池整備作業開始。
【作業内容】
→蛇池(じゃいけ)の整備作業です。蛇池は昔、越波の子供たちが毎日のように遊んでいた河原のことを言います。現在は草木が生い茂り、荒れた状態となっています。その蛇池を再び、誰もが遊べる河原にすることが今回の作業の目的になっています。
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14:30 休憩
前回は本巣のいちごを食べてもらいましたが、今回登場したのは「まくわうりアイス」です!!
「まくわうりアイス」
→本巣郡北方町にある岐阜農林高校の生徒さんが作ったアイス。岐阜農林高校で飼育している牛から絞った生乳と、飛騨美濃伝統野菜である「まくわうり」を使ったアイスです。まくわうりは、12世紀頃から真桑村(現在の本巣市真正地域)にてよく作られていたため、この名前が付きました。織田信長にもたいへん好まれたとされています。甘さは近種のメロンより控えめですが、甘い香りが特徴の作物です。
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今回は特別に、岐阜農林高校の生徒さん3人が越波の蛇池まで「まくわうりアイス」を直接届けてくれました。
そして、生徒さんから「まくわうりアイス」についての説明もしていただきました。
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これは、6月13日(金)に市の秘書広報課の方と一緒に岐阜農林高校さんの取材に同行した際に、担当の先生に今回のイベントのお話をしたことがきっかけです。
当初は僕が取材したことを参加者に説明しようと考えていたのですが、先生は生徒にとっても自分たちが開発したアイスの感想を聞く良い機会になるので是非現地に行かせてほしいとおっしゃっていただき、今回実現しました。

まくわうりは根尾地域ではなく、真正地域の飛騨美濃伝統野菜です。
岐阜農林高校も学校は本巣市内ではなく、本巣郡北方町にあります。
ただ、僕からするとそういう点はあまり関係ありません。
越波という場所を通して、多くの地域・エリアがつながってくれれば、そんなに素晴らしいことはないと思っています。
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暑さの中での作業の途中だったこともあり、「さっぱりしておいしい!」と参加者からは大好評でした。
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開発に際して、まくわうりの苦味を取るために苦労を重ねたこと、まくわうりの綿ごとミキサーにかけ、それを何度も何度もこして香りを出したこと、そんなお話を聞いて食べる高校生が作った「まくわうりアイス」の味はずっと忘れないのではないでしょうか。
参加者の皆さんも突然現れた制服姿の高校生に驚くとともに(内緒にしていました。)、一生懸命説明をする姿に真剣な眼差しを送っていました。
「まくわうりアイス」を食べた後は、高校生や先生に質問の嵐!!
これは高校生にとっても非常に良い機会になったのではないかと思います。もちろん参加者にとっても。
岐阜農林高校の広瀬先生、中洞さん、半坂さん、浅井くん、本当にありがとうございました!!
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16:10 作業終了、蛇池→集会所へGo!!

▼前回のボランティア作業後
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▼今回のボランティア作業前
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▼今回のボランティア作業後(99%完成!!)
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16:25 シャワー、夕食準備
夕食まで、集会所の裏の川で遊ぶ参加者のみんな。
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▼昔は当たり前だった風景が一瞬戻ったような感じでした…。
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▼こちらは飛騨美濃伝統野菜である「弘法芋」の塩煮。
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▼「弘法芋」のえごま味噌和え。
この2品は越波地区の隣、黒津地区に1人で住む黒川光子さん(84)が作ってくれました。
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▼さらには、この日蛇池周辺で釣れた鮎の甘露煮も夕食に登場です。
こちらは越波地区の松葉五郎さんの奥さん、恵美子さんが作ってくれました。
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19:00 越波地区の集会所で夕食
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▼たった2人だけの越波の住民、松葉三郎さん(73歳/写真左)、松葉五郎さん(84歳/写真右)。
長い間、兄弟で集落を守り続けています。
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21:00 交流会開始
▼1つの輪を作り、参加者に【参加理由】と【1日活動してみての感想】を話してもらいました。
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【参加した理由】
■「大学で2年間海外のことを勉強してきたんですが、ふと自分は日本のことを全然知らないなって思って、そしたら友人に今回のイベントを紹介してもらって参加することにしました。」
■「1年間海外に留学していて帰って来たばかりだったので、日本のことをもっと知りたくて参加しました。」
■「自然がすごい好きで、将来は農業もやってみたくて、自然のなかで色々な活動をしてみたくて参加してみました。」
■「5月の越波週末ワークキャンプに参加して、また来たいなって思ったので。」
■「来年4月からは進学のため根尾地域を離れるんですが、ずっと根尾にいるのに地元の根尾のことを知らないなぁと思って。山を歩いていても山菜とかの名前もわからなくて。根尾に住んでいるのに都会の人と感覚的には変わらないなぁって思って。進学した場所に行った時に自分の故郷の根尾について話せるようになりたいなぁと思って参加を決めました。」
■「5月の越波週末ワークキャンプの様子(ブログ記事)を見て、岐阜県にもこんなところがあるんだぁって思って参加を決めました。」
■「たった2人しかいない集落ってどんな感じなんだろうって思って。」
■「もう1度、三郎さんとまっくすと越波の人たちに会いたくて来ました。」


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【1日活動してみての感想】
■「自然っていいなって。普段はコンクリートの中で生活しているので、川の流れる音であったりとか、虫の鳴き声とか、それを聴いているだけで幸せで。しかも色んな人たちとお話ができてとても楽しい1日でした。」
■「みんなで一つになって、一緒に作業をするのは面白いなって思いました。」
■「やる前とやった後と「蛇池」の変化が感じられたので、すごく良かったです。」
■「5月の越波週末ワークキャンプに参加して、越波の人たちが参加者と交流して多くのことを感じてくれたと聞いて嬉しかったし、これからも越波には通いたいなと思いました。」
■「自然は美しいなって思いました。」
■「作業を終えた時にきれいになった地面を見て、よっしゃ!って思いました。」
■「蛇池での作業をしている時に、三郎さんの目がキラキラしていたのが印象的でした。それだけ思い入れが強い場所なんだなぁって思いました。」
■「三郎さんたちが故郷の越波にすごい思い入れを持っていて、自分は自分の故郷に思い入れがあるのかなって考えさせられました。」


この日は越波地区の松葉三郎さんの息子さんも来てくださいました。
こんなことをお話してくださいました。
■「まず息子として、この越波という地に来ていただいたことに感謝を申し上げたいということでお礼に来たいなと思ったのが目的です。本当にありがとうございました。さらには、この週末ワークキャンプに来る若い人達がどういう想いで来ているのか、1度お話をしてみたくて来させていただきました。今日こうやって皆さんとお話させていただいて、自分の時代を振り返ってみた時にそこまで考えたことはなかったので、本当に皆さんは凄いなと思いました。父は越波に生まれましたが、中学卒業後から約50年くらいは越波を離れて、会社経営に邁進していました。仕事の内容は町でコンクリートを打ちまくっていた仕事で今とは正反対のことをやっていました。仕事を引退してから越波での活動を始めました。第2の青春みたいな感じで70歳を超えて元気にやっています。これも皆さんのおかげです。この越波が元気になっていることはとても嬉しく感じますし、重ね重ねになりますが、お礼を言いたいと思います。本当にありがとうございます。」

参加者のみんなの話が終わってから、僕も今回の「越波週末ワークキャンプ」の開催理由などをお話させていただきました。
■「僕がこの越波で週末ワークキャンプをやろうと思った1番の理由は、僕が体験したことを体験してほしかったということなんです。それは具体的に何かっていうと…、僕は根尾地域に来る前は約7年東京に住んでいて、生まれは北海道の札幌で、上京した時に近所付き合いがなかったり、近所の人と会っても挨拶はしなかったりっていうのが普通にあって、いつの間にかそんな生活に慣れてしまった自分がいました。でも、根尾に来てからは地域の人と挨拶もするし、地域の子供たちはみんなで面倒を見たりっていうのがあって。その中でも、さらにこの越波は三郎さんと五郎さんの2人しか住民票を置いていない。その中でも自分の生まれた故郷の地を守ろうと、廃村にしないために尽力している越波の人たちの姿を近くで見ていて。それを地域おこし協力隊として活動をする中で感じる所が多くて…。実際に越波って2人しかいないし、根尾の中でも最北部にあるし、携帯の電波もなかったりするけど、ここの人たちが1番故郷に対して強い思い入れを持って活動しているのが印象に強く残っているので、自分が今、故郷の北海道を離れている分、三郎さんたちが自分たちの故郷のために頑張っている姿っていうのに心を打たれて…。それに東京では感じることができなかった多くのことを教えてもらっているので、それを自分と同年代の人たち、もうちょっと下の学生さんたちにも伝えたいと思って、そのために最適な方法である週末ワークキャンプという手法に出会って、是非越波でやってみたいと思って前回の5月に続いて開催したのが今回のイベントです。越波での2日間を通して、皆さん自身の故郷についても色々と考えてもらえれば、今回企画した意味があるのかなって思います。」

越波地区の松葉三郎さんはこう話してくれました。
■「今日は本当にありがとうございました。今日ビックリしたのは体を動かすということについて惜しみなくやっていただいたことです。僕が若い時にこれが出来たのかと言えば、それは出来なかったと思います。蛇池はこのままでしたらジャングルになっていると思います。オーストリア・韓国から来てくれたことは越波の歴史に残ります。本当に感謝しています。本当にこの年になって若い人たちに助けていただいたことは本当に生涯の宝になっています。本当にありがとうございました。」

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■7月6日(日) 天候:曇りのち雨
07:30 起床、朝食
09:10 和願の鐘、願養寺見学
09:25 願養寺→三段滝へGo!!
09:50 三段滝ウォーキング
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10:25 三段滝→うすずみ温泉へGo!!
11:30 うすずみ温泉でゆったり♪
12:40 うすずみ温泉→淡墨公園へGo!!
12:55 淡墨桜語り部ガイド
僕が、昨年と今年の春に行った淡墨桜語り部ガイドを参加者の皆さんに行いました。
この時期なので当然桜は咲いていません、葉桜ですが、伝えたいことは沢山あります。
この春2,000人の観光客の方に伝えたように気持ちを込めて語り部ガイドを行いました。
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13:15 淡墨公園→野原屋さんへGo!!
13:20 野原屋さんで昼食
▼1番注文が多かったのは本巣市のブランド豚を使った「文殊にゅうとんのミルフィーユかつ丼」です。
僕が大好きで参加者のみんなにオススメしました。
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14:20 最後のミーティング(恒例の…2日間の感想をみんなでシェア)
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【2日間を通しての感想】
■「単純に楽しかった、に尽きるのかなって思います。参加者の皆さんと自然と打ち解けあえる雰囲気があってすごく良かったと思います。また皆さんに会いに来たいです。」
■「特に川が楽しかった!ここで沢山の素敵な人たちと出会えたことに感謝しています。」
■「私は秋から2年間青年海外協力隊としてモロッコに行きます。そのモロッコでも日本の越波の人たちが頑張っているんだよっていうことを伝えていきたいです。そして、また2年後にまた越波に来たいと思います。」
■「次回の越波週末ワークキャンプには是非参加してみたいと思います。」
■「三郎さんの魅力、まっくすの魅力、越波地区の魅力、根尾地域の魅力を市職員として引き続き皆さんにもっと興味を持ってもらえるようなものを維持していけるように頑張っていきたいなと皆さんと会って思いました。」
■「2日間こんなに美味しいものを食べれて嬉しかったです。またここに帰ってきたいです。」
■「越波に来て地域の方が頑張っている姿を見て、自分の地元について考え直す機会になりました。ありがとうございました。この2日間本当に楽しくて、三郎さんとまっくすがこういう機会を作ってくれたことに感謝したいと思います。」
■「僕は週末ワークキャンプに参加したことが初めての経験でした。中でも1番楽しかったのは、今まで会ったことのない人たちと一緒に話ができたことです。今までそういう経験があまりなくて、最初は何を話していいのかわからなかったけど、皆さん気さくに話しかけてくれて嬉しかったです。」
■「越波に来るのは3回目なんですけど、もう自分が越波の人になったような気分で…笑。皆さんが越波の魅力を知っていく顔を見ていて凄く嬉しくなりました。3回目になると地域の方が顔を覚えてくれたりして、そういう繋がりがすごく嬉しかったし、また来たいなぁと思いました。」
■「今回整備した蛇池で根尾の子供たちと遊ぶような企画を是非やってほしいです。」
■「私も今回で2回目だったんですけど、今回は弘法芋がすごく、すごく美味しかったです!」
■「来る前から絶対に楽しいに決まっているって思っていて、実際はその期待以上に楽しかったです。今回外国人の方が2人いて…、実は留学しようかと迷っていたんですけど、英語が飛び交っているのを見ていて、留学しようという決意が固まりました!」
■「越波という地の魅力を感じることも出来たし、また根尾地域、本巣市の魅力もちょっとわかったかなって思うけど、まだまだ沢山の魅力があると思うので、また是非来たいなって思いました。」


参加者の感想を受けて…、最後は越波地区の松葉三郎さんにお話していただきました。
■「皆さん2日間本当にありがとうございました。越波の蛇池という所は私たちが子供の時にみんなで戯れた思い入れのある場所です。そこを僅か3か月ほどで再び子供たちが遊べる場所へと生まれ変わったことを嬉しく感じていますし、皆さんのことを誇りに思っております。よくぞ、あそこまでやっていただいたと。何より皆さんの口から楽しかった、料理が美味しかったという私にとっては本当に嬉しい言葉を頂きました。これからも蛇池を大切に維持していけるように頑張っていきたいと思います。出来ることならですね、皆さんの10年後、お子さんが出来た時、おじいさん、おばあさんになった時、あそこの場所は道路だけは必ず残っていると思いますので、お子さんにお父さん、お母さんはあそこで作業したんよと連れて来て自慢話をして頂けたら。自慢できるだけのことを皆さんにはやっていただきました。綺麗な場所です、あそこは。遊び場としては最高の場所だと私は思っています。ですから皆さんの心の中にあの蛇池という場所を焼き付けてもらって、そしていつの日かお子さん、お孫さんをあそこに連れていって昔話をしてあげたら、また人生の中で面白い1ページになるんじゃないかなと思っております。皆さんにお礼をもっともっと言いたいです…。以上ではありますけど、皆さん2日間、本当にありがとうございました!」

今回は本巣市職員の方も1人参加していただきました。
根尾地域の19歳の若者も参加してくれました。
「越波週末ワークキャンプ」の主な参加者は市外、県外の人だったりするんですが、僕は市内、市職員の人たちにも参加をしてほしいと思っています。
僕自身が東京から根尾に来て、地域おこし協力隊として活動していることはなかなか伝わりづらい部分があります。
もちろん、こうやってブログなどでも情報発信はしているのですが、実際に活動している現場に来ていただくと色々なことが分かっていただけると思っています。
何より県内外から越波まで来てくれている参加者の方と交流してもらうことは、とても貴重な機会になるのではないかと思います。
実際に、今回参加していただいた市職員の方は、「いろいろ考えさせられ、これからどうすればいいのかという想いでいっぱいになりました。」と感想のメールを送ってくれました。
実際にそう言っていただけると、とても嬉しいです。
そういう機会を提供できたということは、企画する上での僕自身にとっての自信にもなります。

根尾地域の19歳の若者もこんな感想をくれました。
「この2日間は本当に僕の人生を変えるレベルのイベントだったと思います。」
こういった言葉もとても有難いです。
これからも頑張っていこうというパワーをくれます。
これからも頑張ります!!

最後に、参加者の皆さん、越波の皆さん、まくわうりアイスを届けてくれた岐阜農林高校の皆さん、協力していただいた全ての皆さんにお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!!
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by motosu-neo | 2014-07-11 11:50 | 週末ワークキャンプ